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古典柄が大好きな方のための檜扇帯

またすっかり間が開いてしまいました。
少し前になりますが、お誂えのご紹介です。

「とにかく古典が好き!」とおっしゃる方のための檜扇帯。
古典と言ってもさまざまあり。。
自分の中でなんとなく出来上がっていた「古典」を、じっくり見直す制作でした。

図柄については、、
檜扇は古典文様の一つで、私もこれまで何度も染め、私なりの定型のようなものも出来上がっていました。
が、今回はそれを一度壊し、文様化された檜扇でなく本物の古い檜扇を1から見直しました。
檜扇ひとつ調べても、歴史、政治、思想、感性、、いろいろと表れてるものですね。
また必ずそこには、人間の「祈り」みたいな感覚が入っています。
そして衣類として図柄として、着る方に、着物に、場に沿うように再構築。
デザインなので、本物に近ければ良いということではけしてないのですが、例えば紐の色数とか要の形とか、、要所で本物に倣うと、私の浅知恵では絶対に出せない古典という時間の深みみたいなものを、お借りできるように感じます。



技法については、、
冴えた糸目糊の線の美しさが友禅染の真骨頂であり、ゴム糊でそれを引き継いだすっきりとした染めが、現代の友禅の主流かと思います。
私が師匠から受け継いだのは、もち米糊のやわらかい線に顔料仕上げを丁寧に施す染め。
現代ではあまり見なくなった染めですが、刺繍に通じるような?目に快感があるように感じます。



上品で端正な銀鼠の一越色無地に合わせてくださるそうです。




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桃太郎さんの帯、お誂え♪

掲載のご了承をいただきました、お誂え帯のご紹介です。

「桃太郎さんの荷車を」
「当工房の火焔太鼓の柄のようなかっちり古典的な感じで」
「宝尽しを詰めて」
「前柄の関東巻側には猿、犬、雉」
「関西巻側には汎用性のある宝尽くし」
「地色は春らしい感じでお任せ」
「着て行くのは主に観劇(もちろん桃太郎♪)」

というご注文でした。
桃太郎さんの荷車を図案に!
初めてです。
でも、当工房の火焔太鼓や宝尽くしの雰囲気で、とお伝えくださったので、すんなりとイメージが湧きました。

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合わせる予定のお着物を伺うと、

「帯にお着物を合わせます」

とのこと。
それでは心おきなく図案作りです♪
とはいえ、他の制作のいろんな工程が次々に巡ってくるなか、じっくりと時間をかければいくらでもかけてしまう図案作りはそうすんなりとは進みません。
ここが一番大事なところなので、焦らず時間の許すかぎり気のすむまで取り組みます。
だいぶお待たせした末に一度図案をお送りし、OKをいただきましたが私自身気に入らないところがあったので描き直してまたお送りし。。

その間も、細かいところのご希望をメールで確認していきます。
例えば幟に何を書くか?とか、犬猿雉はどんなタッチで描くか?とか。。
商品としてプロの方からのご依頼の際は、細かく細かく打ち合わせてイメージを彫り上げていきますが、一般のお客様の場合はざっくりとしたイメージを伺ったらできるだけ具体的にイメージしやすい形でご提案し、細かいところは私が判断したり、迷ったらやはり伺ったり。。

メールであっても、打ち合わせを重ねるうちにそれぞれのお客様との呼吸が自然とできあがっていきます。
だんだん他人とは思えなくなってまいります(笑)
合気道のお稽古をしていると、同じだなあといつも感じます(^ ^)

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図案が完成したら、制作は一気に進みます。
一気に進みすぎて、写真を撮るのをいつも忘れてしまうのですが。。

青花という後に消える染料(もとは露草の汁)で下絵を描き、
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伸子という竹製の棒で生地をぴんと張り、もち米とヌカと塩でできた糊に亜鉛を混ぜて糸目を置き、
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画像がありませんが、生地を長く張り、糊がだびない(溶けすぎてふやけない)湿度を見計らってふのりを煮て溶かした液体で地入れをし、
乾いたら友禅します。(色挿しのことを〝友禅する”と言います。)
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糸目糊は、亜鉛が入っているせいで黒く見えます。
洗い流せば糊は無くなって白い線になって残ります。
線が黒いか白いかで印象はだいぶ変わります。
それを見越して色を調合し、時々裏から確認しながら友禅していきます。
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またまた写真を撮り忘れてますが、、
やはりもち米でできた糊で模様部分を伏せ、表面にヌカを撒いて安定させてちょうど良いところまで乾かし、いよいよ地染めです。
地色はいつも迷いどころ。。
色は乾けば変わり、蒸せば変わり、光源で変わり、これだけ地色が薄いと帯芯の白にも影響されます。
今回は、春らしい色でお任せとのことでしたので、先に「この色」と色見本を決めず、裏から図柄をながめつつ、春めいてきた房総の空をながめつつ、自由に調合しました。
画像は裏から見たところ。
地色が薄すぎて白にも見えますね。

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乾いたら1時間近く蒸し、洗い、乾かし、最後に顔料仕上げと金加工。
画像がだいぶとびました(^ ^;)
私が師匠から引き継いだ昔ながらの真糊友禅では、この仕上げ加工がとても重要です。
描き込みすぎて染色ならではの良さを損なわないよう気をつけながら、目に快感をあたえる表情を目指していきます。

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仕上がってみると、このご依頼をいただくまでは思い浮かべもしなかった帯がそこにあります。

「あら、こんにちは(*^ ^*)」

といつも思います。

観劇のご予定にぎりぎり間に合ったようで、良かった~。





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お下がり小紋に黒地の鶯帯で♪

今日は茶道のお稽古。
今年初めて着物を着ました。
1月中は色無地か華やかな小紋にしようと思っていたのですが、今朝起きたらあんまり寒くて気力が無い。。
ほっこりした結城が着たい気分でしたが、所作がへたっぴなせいで膝元が乱れてしまうので、お稽古はやはり柔らかものが良く。。
低めのテンションに合わせて、叔母のお下がりの地味目な小紋を着てみました。

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角出しにしたくなる取り合わせですが、茶道なのでお太鼓で。

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帯は自作の鶯。
大島の新古白生地に染めました。
パッと見は羽二重のようにも見えます。
この帯、去年の今ごろにもお稽古で締めてますね。
一年前なのに、ほんの五つ前の記事という。。(^ ^;)

茶道と言えば、昨年は市の文化祭のお茶会のお手伝いに伺いました。
お稽古歴通算十数年目にして初!
人前でお点前させていただいたのですー!!
隣町の文化祭にて盆略手前という、これ以上ない気軽なお点前でしたが、もの凄ーーく緊張しましたよ。

お着物は、、
「なんでも好きなものを着てらしてね♪」
とのこと。
社中の皆さまも気軽なお着物とのことで、私は小紋にしました。
テーマは、
「(失敗の許される)初心者らしさを前面に出す!」
やはりお下がりの小紋に綴れの帯を合わせて、小物合わせも着付けもとにかく真面目に。。

友人が撮ってくれたら、なんだかすらっと見える~\(^o^)/

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二日目は、搬出作業でがんがん動けるように、汚れても目立たない、惜しくない黒地の小紋にしました。

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ちなみに、一昨年の文化祭でのお運びはこちら。

ファイル_002

この年はお茶会のテーマが「さるかに合戦」♪でしたので、賑やかな楽しい~感じにしたいなと思ったのでした。

着物は、その場その場にぴたっとくる取り合わせを考えるのが楽しいですね(*^ ^*)
そしてここに上げた4枚の小紋は、どれも私の手元に来たのが20年以上前。
作られたのはもっと前でしょう。
着られる限り着て、染め変えたり、コートにや帯やお洋服や小物に変えたり、、最後の最後まで生かしたいものです。


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「日本の繭から生まれる物語〜きかがくキカガク〜」

衣裳らくやさんのイベント、銀座かねまつホール「日本の繭から生まれる物語〜きかがくキカガク〜」、無事に終了いたしました。
とーっても盛況だったようです(^^)
寒い中ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。

今回私がお手伝いしたのは、秋月洋子さんデザインの帯が5本。
今回も、これぞ!という帯たちばかりでした。
こんな帯、他のどこにもありません♪

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そして今回もやはり、「富岡こがね」という日本の繭で織られた生地を味わいました。
本当に良い生地なんです!
優しくて大らかで美しくて深みがあって。。。
生地に助けられた部分もたくさんありました。
地紋の入った「富岡紋織」も素敵なんですよ~。
「富岡紋織」の紺の色無地、いつか欲しいなあ。。❤


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衣裳らくやさんのイベント開催中♪

ただ今開催中のイベントのお知らせです。

銀座かねまつホールにて、衣裳らくやさんの新春恒例イベントが始まっています。
らくやさんオリジナルの純国産の白生地をベースに、石田節子さん秋月洋子さん斉藤房江さんの人気着物スタイリストさん3人がそれぞれ作った一点物の着物と帯が並びます。
今回は、着物、帯と合わせて44点ものオリジナル一点ものが生まれました。
珠玉の逸品揃いです!
私は秋月さんの帯を5本、お手伝いいたしました。
お三方がそれぞれの着物や帯、小物を使ってのスタイリング対決が常時繰り広げられるとのこと、楽しみです〜♪

他に、日本各地の反物、帯、小物も大集結、結城紬の地機織と手組組紐の実演もあります。
今日14時からは、石田節子さんと泉織物代表泉太郎さんとのトークショー。
お近くの方はぜひ行かれてみてくださいませ。
私は松屋銀座の「白洲正子ときもの」展とはしごしようかな♪

1月17日(火)まで
11:00~20:00(最終日のみ17:00まで)
銀座かねまつホール5Fにて
らくやさんのブログ↓
http://www.rakuya.co.jp/staffblog/

寒気が強く、雪もたくさん降っているようですね。
どうぞ皆さまご自愛くださいますよう。

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