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山形県河北町谷地雛祭

新幹線つばさより。
実家から千葉へと戻っています。

おとといと昨日は、実家の近くで河北町谷地雛祭りが開催されていました。
道路拡張で実家は一本奥まりましたが、マルニが子供の頃は家の前が屋台にふさがれて、セーラー服で屋台の下をくぐって朝練に通ったものです。
古く美しい黒塀とお蔵が続くお向かい側は、歩道は広く小川はきれいに整備され、「日本の道百選」のひとつとして残されています。
登校班の集合場所だったこの場所で、小川をぴょんぴょん跳んで何度落ちたことか(*^_^*)







山形県河北町は江戸時代に紅花の産地として栄えた町。
紅を京へ運んだ帰り荷としてやって来た都の雛人形が、今もたくさん残っています。



そして近くの秋葉神社では雛供養が行われます。
お雛様が燃えていく姿は、なんど見ても見入ってしまう。。。
いつも芥川龍之介の地獄変を思い出します。

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去年のこの日は雨だったな。。。

奥では、たくさんのお人形たちが焼かれるのを待っています。

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伝統あるお祭りを支えてくれている同級生たちを見ると、本当にありがたいなあと思います(*^_^*)。

この二日間、息子たちはおさいふを握りしめて従兄弟とお祭り通い10回以上(笑)
マルニは祭りを裏から眺めながら、母の指示に従って庭仕事を頑張りました!

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雪囲いを外し、木の根元の雪の下で冬を越した盆栽たちを運び出します。
父が植えたいろんな高山植物が、ぽつぽつと芽を出していました。

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夜は子供たちとトランプして、母と姉と夜中までおしゃべりして(笑)。
さて、帰ったらそろそろお誂えの合間に新作に取りかかろうと思います。





~染帯*名古屋帯~マルニ友禅工房

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山形より。

昨日から実家に帰省しています。

村山盆地は、どこを向いても遠くに山が見えます。
蔵王連峰をふくむ奥羽山脈、朝日連峰、葉山と出羽丘陵、月山。。。。
この山々を見ると、帰ってきたなあと思います。
胸があったかくなります(*^_^*)





家の庭は途中まで雪囲いがはずされていました。



今年75才になる母が、ここまで独りでやったそうで。。
元気でなにより(*^_^*)



~染帯*名古屋帯~マルニ友禅工房

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『きものの不思議』 出版記念パーティ

今日は、お茶の姉弟子でもあるプレジャーガーデンの空閑さんにお誘いいただき、『きものの不思議』出版記念パーティに伺ってまいりました。
こちらの本、すごく面白いです。
超一流の着物と帯が、独特の感性で組み合わされ、物語のワンシーンのような写真に収められ、直木賞作家村松友視氏による13の短編が添えられています。
私は最後の短編が一番好きです。

「・・・それを陶然と見送る私の頭の中で、時空の羅針盤が心地よく砕けていったものである。」(悠久の眠り)





会場では、本に掲載されているお着物や帯をお召しの方々がいらっしゃいました。
その他も個性的に着こなしておられる方が多く、目を楽しませていただきました。



琴を聴きながらの、即興の帯染めも拝見いたしました。



お料理も美味しくいただきました♪





マルニはもともと人見知りの出不精です。(なので職人になりました。)
放っておくと家と近所から出ないのですが、こんなありがたいご縁をいただいて外に出れば、たくさんの刺激にわくわくするのでした(*^ ^*)



~染帯*名古屋帯~マルニ友禅工房

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「木村孝先生と『和の美』をはぐくむ会」

昨日の坂東様つながりで、昨年11月、坂東様とのご縁により出席させていただいた、
「木村孝先生と『和の美』をはぐくむ会」
のご報告です。

この会のために、珍しく自分用に袋帯を染めました。
袋帯は織がほとんどで、染め袋帯はなかなか見かけませんね。
重すぎない格と風情があって、なかなか良いと思います。

柄は、故郷で幼い頃から何度も拝見している舞楽、陵王の面です。

「林家舞楽(はやしけぶがく)は、山形県西村山郡河北町の谷地八幡宮宮司林家[1]に伝わる舞楽。1,200年の伝統を持ち、宮中舞楽・四天王寺舞楽・南都楽所舞楽と並ぶ日本四大舞楽の一つとされ、重要無形民俗文化財に指定されている。」(Wikipediaより)

竹をそえようか?松をそえようか?
いろいろ悩んだ末、故郷のイメージを思いおこさせる菊の花を添えることにしました。
菊と言えば、山形では食用でもあります。
自宅の裏の畑には一面の菊が植えてあったもので、祖母が世話をしていました。
今思えば、食用と観賞用が半々くらいだったのでしょうか?
菊の季節、夕方になると、竹籠にいっぱいの菊の花びらを祖母と一緒にむしったものです。

でも、会は11月の半ば。
菊は通年使えると言われますが、マルニとしてはやはり10月がストライク。
なので、初雪を降らせてみました♪



生地は金通しの白地。
金糸のため淡いアイボリーに見え、格と華やかさがあります。
たとえばこちらも金通しの白地↓
金通し象げ色地名古屋帯*雛

お着物は、実家のご近所「鈴正」さんの、紅花染めに藍をかけたえんじ色の色無地にあわせました。
菊、陵王、雪、紅。
私の細胞に沁みこんでるような、地元感いっぱいの組み合わせになりました。


そして当日。
卒寿をとうに過ぎられた木村孝先生は、軽やかで凛として艶やかで、指先の表情まで溜息が出るほど美しい。。。
その奥にゆるぎない信念と情熱を持ちつづけておられる、まさに太陽のような方でした。




現代日本染織の粋が集結したかのような場はもう圧巻!
諸、大大大先輩方のお話も、しっかりと自分に刻みつけてまいりました。


2代由水十久先生
福島出身の奥様とともに苦悩し、制作のよりどころとして辿りつかれた言葉

「うつくしい日本のよろこびのうたがきこえてくる。。。」


芸術人類学研究所所長/多摩美教授 鶴岡真弓先生
ヨーロッパの人々が、日本やアジアの染織工芸、文様を、深く敬い愛して指す言葉

「天使の仕事/Work of angels~」




~染帯*名古屋帯~マルニ友禅工房

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雪景色

実家の新年はいつもながら真っ白です。

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きれいだけど、雪かきは大変です。
自然相手はなんでもそうだけど、まったなしですからね。
マルニも帰省中は長男と一緒にがんばってます。
いろいろとコツがありますよ。
マルニ母によると、一番のコツは、ブル(除雪車)が来た時に氷の塊を家の出入り口に置かれないように、外に仁王立ちしてること(笑)。
笑顔でおじぎを忘れずにね(笑)。

子供達は楽しそうです♪

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毎年この時期にいただく啓翁桜。
雪の季節、玄関で出迎えてくれると嬉しいですね。

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