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夏帯“雷雲”友禅(色挿し)~地染め

塩瀬絽夏帯“雷雲”友禅(色挿し)の途中。
色挿しは基本的に、白から薄い順に挿していきます。
先に地色が染まっていればイメージしやすいのですが、もち米糊友禅では工程上、そうはいきません。
完成形を想像しながら、じっくり色を決めていきます。
raiunyuzen.jpg

友禅の後、糊伏せをして、地色を染めたところ。
濡れているとほとんど黒ですが、乾いたらちょうど微妙な墨色になる予定・・・。
raiunzizome.jpg

このあと、蒸し、水元、仕上げをして完成。
完成品は→こちら

夏帯“朝顔”友禅(色挿し)~地染め

塩瀬絽夏帯“朝顔”の友禅(色挿し)が終わったところ。
白い朝顔の胡粉ぼかしがポイントです。
胡粉の濃淡で表す胡粉ぼかしは、透明感が出て夏の花にはぴったりです。
仕上げで葉脈を入れることを考慮しながら、葉の色を吟味していきます。

asagaoyuzen.jpg

友禅が終わった後、糊伏せをし、地染めをしたところ。
乾いて薄くなること、次の蒸しで発色することを計算しながら染料を調合し、刷毛で一気に染めていきます。

asagaozizome1.jpg

地染めが終わった状態を裏から撮影。
模様の部分に地色がにじんでいなくて一安心。
ちょっとくどいように見えますが、乾いて薄くなると予定通りでしょう。

asagaozizome2.jpg

あとは、伏せ、水元、仕上げを施して完成です。
完成品は→こちら

夏帯“波車”友禅(色挿し)~糊伏せ

塩瀬絽夏帯、“波車”の友禅が終わったところ。
色挿しのことをずばり、“友禅する”と言います。
濃いグレーの糸目の線が消え、地色が染まり、銀箔を施したところを想像しながら色を決めていきます。
今回はとにかく、涼感を大事に制作します。

namiyuzen.jpg
友禅の後、模様の部分を糊で伏せます。
地染めの時、染料がかぶるのを防ぐため。
避けて染めればと思いがちですが、染色では絶対に不可能。
地染めは同じテンポで一気に染め上げなければ、ムラムラになってしまいます。

伏せ終わったら、煎った糠を蒔いておきます。

namifuse.jpg

これから地染めをし、蒸し、水元、銀箔などの仕上げを施すと完成です。
完成品は→こちら

ブログリニューアル

お世話になっております。
マルニ友禅工房です。

ブログのテンプレートをリニューアルしていたら、以前の記事がどこかに消えました。
なので、ここから新たにスタートです。

子供の頃から日記は3日以上続いたことのないマルニですが、どうぞよろしくお願いいたします。
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