年末年始は実家、山形に帰っておりました。
雪が多くて、子供達はわくわく、祖父母はげんなり、私はその両方。
4日に20年ぶりの高校の同窓会があった為、例年より長居してきました。
年末の東京で、何を着て行こうかあれこれ悩み…。
機会のあるごとに着物を着ることを自分に課している今日この頃、雪国では面倒かと思いつつ、やはり着物で出席することに決めました。
和文化好きな両親は、10代の私に紬や小紋や振袖は何枚か仕立ててくれました。
が、そろそろ訪問着や付け下げが必要な年頃に私は友禅を始めており、“自分で染めるからいい!”と突っぱねたため、ちょっと改まった着物は無いまま…。
そして未だに自作の着物も帯もほとんど無いのです。
紺屋の白袴、そのまんまですね。
かろうじて使えそうなのが、頂きものの色無地3枚。
サーモンピンクはイタいかしら、枯葉色ではちょっと悔しいような…ということで、消去法により桔梗色の地紋入りに決めました。
では帯は?
ただでさえ和装の少なそうな雪国のこと、袋帯では仰々しい気がして、こんな時こそ少し格の高い染め帯がちょうどいいんだけどな~と思っていたところ、部屋の隅にちょうど良さそうな仕立て上がりの染め帯が!!!
ということで、売り物の 塩瀬利休白茶地名古屋帯*元禄桜 を締めてしまいました…。
だって、自分で締めてみるのも勉強ですものね…(汗)、宣伝にもなりますものね…(汗)。
結果、我ながら良かった♡気がします。

格のある染め帯って使えますね。
織は画一的な印象になりがちですが、染め帯はこなれ感、遊び感があって着ていて楽しいです。
ということで、こんな話はアリなのか知りませんが、制作者が半日着用した帯、奇特な方に格安にてお譲りいたします。
販売終了。ありがとうございました。