帯留はクリスタルfrom実家。

こげ茶の紬は、白結城と同じく、二十歳前?に親が仕立ててくれたもの。
米沢紬だったかなあ・・・?
20年も寝かせてましたが、これからたくさん着るぞ。
帯は、去年の冬に染めた、みぞれ雪の実験台。
“晩秋の夕べ”に雪の帯って、びみょ~に早い気もします。
季節の先取りという点ではちょうどいいんだけど、~の夕べ、~の宴と題された場では、本来はどんぴしゃりが良いような気がします。


去年のクリスマス近く、学生時代の友人のウエディングセレモニーがあり、そのためも兼ねて制作したみぞれ雪帯。
友人は敬虔なクリスチャンで、パーティーもなくご祝儀もご辞退しますとのこと、教会での厳粛な礼拝のみという結婚式でした。
平服で、とのことだったので、桔梗色の無地にこの帯を締めたんでした。
マルニは全くクリスチャンではないけれど、場に敬意を表するというか、友人を尊重して祝福したいというか、そんな気持ちがあったりして。
着物って、それを着ていた時の状況やら想いやらをよみがえらせてくれますよね。
ちなみにその日、帰っってみたらお太鼓にファンデがべったり(泣)。
でも不幸中の幸いは、みぞれ雪の図柄!
雲母入りの胡粉をちょちょと足して、修正いたしました(笑)。
役得ですね♪
帯揚げは母作の草木染スカーフ。

紅花だっけ?
半襟は、白塩瀬じゃちょっとキツイような、かと言ってこれ以上色を入れたくなく、生成り色の小千谷紬にしました。

画像じゃ分かりにくいですが、とても艶のある紬地。
これで全体の質感がぐっと変わる気がします。
半端布は職業柄売るほどあるしね。
役得です♪
適当すぎる半襟縫いはスルーしてくださいませ。
長襦袢は、初卸しのコットン二部式。
裾捌きが気になるという方もいらっしゃいますが、私はとくに気になりませんでした。
マルニは絹の長襦袢も自分で丸洗いしちゃうので、綿の必要もないんだけど。
長襦袢の水洗い、驚かれることが多いですが、単衣で縮まない生地なら案外平気ですよ。
マルニは年がら年中、水元という工程で絹を洗ってますので、水につける抵抗があまりないのかもしれませんが。
そしてアケビの籠from実家。

明後日は遅ればせながら次男の七五三です。
色無地着るぞ~♪
~染帯*名古屋帯~マルニ友禅工房


