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最近のお出かけ~雨の日のちくちく。

先週末(先々週末?)から敬老の日の連休は遊びたおし、続いていた締切りぎりぎりのお仕事を仕上げ、またのんびりした休日を過ごしています。

先週末は、家族で東京大田区に行きました。
お世話になった保育園が、建替えのため取り壊されるというのでOB達が集まり。 。
とくべつなとくべつな保育園でした。
懐かしい思い出のいっぱい詰まった園舎の壁や窓が取っ払われて吹きさらしになり、日暮れとともに大宴会。
40年間子供達が雑巾がけし続けたヒノキの床に、親達がいくつもの車座になって。
兄弟のように育った子供達が走りまわって。
小さいの頃の山形の祭りの日のようです。
長男の憧れだったお兄ちゃん達はすっかりイケメン中学生、赤ん坊の頃から二男と一緒に育った子達ももうすぐ小学生。
時は流れますね。

車で行って日帰りの予定だったのが、いつものように夫婦とも飲んでしまい。。。
宴もたけなわになれば、いつものように長男はてきとーに小学男児仲間のお家へ。。。
いつものように二男はてきとーに年長仲間のお家へ。。。
いつものように夫はパパ仲間に連れ去られ。。。
母はおしゃべりと檜の朝風呂とモーニングコーヒー付き朝食まで満喫し、次の日また家族4人落ち合って房総に帰ってまいりました。

で、その日の夜は、FARM CAMPUS内に近々オープンするのうそんカフェnoraのプレオープン夕食会へ。
FARM CAMPUSは、九十九里浜に面した長生村にある、自然な農法にこだわった農作業サポート付き会員制農園。
東京からのアクセスも良く、とっても気持ちのいいところです。
その中にオープンするのうそんカフェnoraは、3.11後に福島からやってきた若いママの手によるもの。
FARM CAMPUSで一緒に草木染を楽しんだりしたこともあり、何もお手伝いできないけど、キラキラとがんばっている姿を一目見たいと思ったのでした。
たくさんの笑顔の人達に囲まれて、本当に素敵なカフェができあがっていましたよ。
無農薬野菜がメインの優しいお料理が二日酔いの身体に染みわたる~。
IROUさんの器も、幸せ感を倍増してくれます。
外房に来られる皆さん、お勧めですよ♪


そして次の日は、お着物でめいっぱいおめかしして国立劇場へ。
お客様の大舞台と、ご依頼にてマルニが制作したものが実際に使われる様子を拝見してまいりました。
完全燃焼の制作でしたので、こちらに関してはまだ放心状態ですが、お客様の許可があればまた後日ご報告いたしますね。


そして先週はまた気合を入れて制作に没頭いたしましたよ~!
なんとか仕上がって、昨日東京のお仕立て屋さんへ・・・と思いきや、夫が急に仕事になり、病み上がりの二男を都会に連れ出すのもためらわれ。。。
まあ、なんとかなりそうですが・・・。

子供って、忙しい時に限って熱を出すとはよく言いますね。
以前はかなりのストレスでしたが、最近はだいぶ開き直ってきました。
とくに前述の保育園に通いだし、お医者やお薬にほとんど頼らなくなった6年前ほどから、子供が体調を崩すのがなんとなく嫌いじゃなくなりました。
なんていうか、子供本人の意思よりもっとず~っと深いところで、身体、命そのものが一生懸命生きているのが、いつもよりはっきり感じられて愛しく思えるのです。
そんなのんきなこと言えるのは、うちの息子達がわりと長引かない方だからかもしれません。
喘息があったりすると、もっとずっと気を遣うと思います。

こちらはただ様子を見守るか、子供の身体が何かしようとしていたら、少し応援するくらい。
最初に 

“あ、芯が冷えてるな” 

と思ったら、食べ飲み物やお灸やマッサージでなるべく温めてあげます。
最近はそれで持ちこたえることが多いですが、たまにその後がーっと熱が上がったら、

“お~!戦闘開始ですか。がんばれ~” 

と盛り上げます。
熱を上げる手伝いをするのはちょっと自信がないので、マネージャーのように水分補給のサポートをしながら見守るだけ。
何かあるといけないので、全身の様子は五感を働かせて見るようになってきます。
時々、峠のほんとのほんとのてっぺんのとんがりを、

“あ、今越えた。”

と思う時がありますね。
二男自身が、まだ熱もぜんぜん下がってないのに突然むくっと起きて

“なおった。”

と言ったこともあります。
きっと峠を越えた瞬間なんじゃないかと思います。

あとはめきめきと食欲が出始め、ゆるゆると熱が下がり、戦闘態勢が解かれていつもの配置に戻っていきます。
たまに鼻水や咳が残れば、やはり食べ飲み物やお灸やマッサージで、少し楽になるように、または早く咳や鼻水の役目が終われるように、応援してあげます。
効いてるか分からないけど。


そんなこんなで、今日は雨音を聞きながら家でのんびり過ごしました。
こんな日は、やらなきゃと思ってた小さなことを片付けるのにぴったりですね。
伸びたり切れたりしていつもイライラしてたパッドシーツのゴムを、たくさん付け直しましたよ。

しっかし仕事以外はほんと雑ですね。
糸の色くらい選べばいいのに。

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~染帯*名古屋帯~マルニ友禅工房

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小紋の単衣に絽の帯で♪

さて、おとといのお稽古、着物を着たかったのですが、朝泣きながら読書感想文を書く長男に付きあって断念。
でも午後の予定、千葉市への納品に着てゆきました♪

赤い小紋に絽の染帯。
夏帯を合わせられるのも、もうぎりぎりかな?
赤い着物を着られる年も、もうぎりぎりかな?(泣)

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お稽古なら帯締めのみのつもりでしたが、お出かけなので茄子の帯留(by祖母)
この組み合わせはまさに、山形名物秋茄子のカラシ漬(笑)。

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帯は、糊仕事をしていない(つまり友禅ではない、手間もかからない)、手描きにした絽帯です。
ヤケヤケの古い生地をいただいたので、ヤケを隠すためにベージュ地に染め、ピンクのボカシを入れ、墨を金でススキを描いただけ。

とても暑い日だったので、半襟と帯揚げも絽です。
半襟はポリエステルの絽より、正絹の方が涼しく感じます。

次のお稽古はもう9月も後半なので、八寸帯を合わせようかな。
この単衣、今のうちにたくさん着て、そのうち紫でもかけようかな。







~染帯*名古屋帯~マルニ友禅工房

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氷室を繋いで氷を運ぶように。

もうおととい?のお稽古覚え書き。
おとといだとすでにかなり忘れてる。。。
ので、思い出したことをたらたらと。

画像はお花のみ。
しかも写真がヘタですね~。
携帯で撮ったからなおさらです。

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茶入れ/肩付
仕覆/興福寺金襴
茶杓/9代不見斎石翁(劍先形)
茶碗/黒楽
菓子/葛桜、二人静

・柄杓は、風炉用は切止めが竹の身の方が削ってあり、炉用は竹の皮の方が削ってある。
 風そよぐ楢の小川の夕暮は 御禊ぞ夏のしるしなりける
 で覚えましょう♪

暑さがぶり返して太陽がじりじりするようなこの日、玄関のつくばいで手を洗おうとすると、小さくなった氷が浮かんでおりました。
一瞬胸にぽっとともる幸せ感。
正式ではないかもしれませんが、先生のさりげないお心遣いに嬉しくなりました。

それで思い出したのが、夏の初めに伺った氷室の話。
その昔、高貴な方々は、夏になると氷を召し上がったのだそうですね。
なにげなくふ~んと伺ってからはたと気づきましたが、当たり前ながら冷凍庫が無い。。。
だから、冬の間に寒い方(山の方?)で作っておいた氷を、道中に点在する氷室に立ち寄り立ち寄り、都まで運んだのだそうですね。
なんと気が遠くなる話。。。
マルニの母が子供の頃は、電気じゃなくて氷で冷やす冷蔵庫があったと聞いたような。

ちなみに数年前、マルニ家で電化製品が一度に壊れたことがありました。
その時に気づいたこと、(以下全部ぶっこわれたわけじゃないですよ)

掃除機は箒でじゅうぶん(今も無し)
電子レンジ、無くてもすむ(今も無し)
テレビ、無くてもすむけど災害時は欲しい(ようよう買ったとたん長男がぶっこわしたので今も無し)
炊飯器、無くてもすむけどやっぱりあると便利
オーブン(トースター)欲しい
エアコン、無くてもすむ
扇風機、欲しい
除湿機、仕事上必要
パソコン、仕事上必要
ドライヤー、仕事上必要
携帯、無くてもすむ

それから、こりゃあ無いときびしいわ!というのが、冷蔵庫と洗濯機でした。
どっちもちょっと前には無かったものなのにねえ。
冷蔵冷凍庫が無いとなると、塩漬けなど保存食の役割が大きくなるんでしょうね。
洗濯機は、私一人なら手洗いでもいけそうですが、植木職人+どろんこ男児達ではしんどすぎます。
衣類環境など全てが変わったんでしょうね。
いち家庭ではこんなところですが、社会全体の話となったらそりゃあもうそれこそ気の遠くなることになってるんでしょうね。

美しい布を生み出すために、先人達は長い長い時をかけて試行錯誤を続けてきた。
科学が進歩して、色とりどりの鮮やかな布地がいくらでも溢れている今、昔からのやり方の手間ひまはアホみたいなものだけど、やはり絶対的に存在感は違うのだと信じて、そして目指していこうと思うのでした。



~染帯*名古屋帯~マルニ友禅工房

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2012年09月13日 | Comments(2) | Trackback(0) | 茶道のお稽古

キンモクセイで草木染

長男の小学校の整備作業とか、月末に昇級試験の合気道の特別稽古とか、地区役員の書類作りとか・・・、ばたばたした週末を送っておりました。
と思ったらもう週半ばですね(笑)。

ばたばたしてる合間に、久しぶりに草木染をしました♪
今回は金木犀(by 植木職人の夫)。
金木犀は、山崎青樹さんの著書によると、花が終わって切った枝葉を使う、とあります。
さらに、あまり染まりは良くない、とあります。

が、せっかくたくさんあるのでね。
ためしにどんな色をいただけるのかな~?、と遊べるのが草木染の楽しいところです。
ふだん神経を尖らせながら自分で染料を調合していると、これがとてもいい癒しになるのです。

さて、では何を染めようか?
本当は黄ばんでしまった木綿の白絣が染めたいのだけど、金木犀って染まりが良くないなら、木綿はやめた方が良さそう。
急だったから呉汁処理もしてないし。。。
山崎先生の緑染めも試してみたいんだけどなあ。
これからLEO(スーパー)にアルカリ水もらいに行くのも面倒だし。。。
どうせなら若葉の時期に染まりの良いもので試してみたいし。。。

あれこれ考えて、けっきょく新古品のちりめん浜紬を一反染めてみることにしました。
本当は煮染めしたいところですが、一反12Mを煮るほど大きな鍋はありません。
家ができたら外で煮炊きできるようにし、五右衛門風呂になりそうな巨大鍋をゲットするのだ♪
でも煮染めじゃ熱くて手繰れないよね・・・。

とにかく今回は、大きめの寸胴鍋2つ分の枝葉を使いました。

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それぞれひたひたに水を入れて30分ほど煮出し、漉して2回目を煎じ、計寸胴鍋4つ分の染液に生地を入れました。

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煮立ってはいないけれど、かなり熱々です。
軍手にゴム手袋をして布を手繰りました。
1反分の生地を浸し染にするのはけっこう大変ですね。
ムラにならないよう、つねに生地を動かしていなければなりません。
年中、水元作業で布を手繰っていますので、それほど苦にはなりませんが。
今回は染まりが悪い分、ムラにもなりにくそうです。

次は、山崎先生に倣って引き染もやってみよう。
引き染ならお任せです♪

媒染は、古釘で作っておいたおはぐろ液で鉄媒染にしました。
このおはぐろ液を歯に付けると、歯が黒くなるの?
本当に?
やってみたい。。。
でもやったらきっと後悔する。。。
寝てる間に夫か子供で実験してみようか。。。
実行したことある方いらしたら教えてください♪

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上の写真、容器がすご~く深いように見えませんか?
実際は深さ20cmくらいです。
ここはお風呂場なのですが、周りのタイルや棚が映ってるんですね。
目の錯覚っておもしろい。

仕上がりはと言いますと、やはりいかにも鉄媒染~な色ですね(笑)

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色としては大好きです。
薄墨色、としてマルニがよく地色に使う色に似ています。
退色対策として、また実験台として、これからいろいろ染重ねるつもりです。

最終的には何になるのでしょうね~?
デニム着物的な単衣の普段キモノにしようか?
版を作って墨で捺したり、刺繍を入れてもらったりして、名古屋帯にしようか?
新居のファブリックに使おうか?

せっかく着尺あるのだから、単衣にしてみたいですけどね。
いちおう長浜の織りのようだけど、ざっくりふんわりしてて、非常~に膝が出そうな感じもする。。。
ま、実験だからやってみるべし!ですね♪

草木染は、普段着にこそ使いたいと思うのです。
で、Tシャツもいいのだけど、着物の形になってるとそれはまた楽しいと思うのです。
自分で染めて、飽きたり汚れたりしたら、そのまままた染め重ねたり。
それには木綿や麻の方がいいんだけど、マルニはたまたま絹が手に入りやすい。
し、とりあえず絹の扱いに慣れている。
そんなだから、絹でも冬に単衣の重ねなんかでもいいかな~と。
普段キモノは、庭で野菜を作ったり、お味噌や梅干を自分で仕込むように、自由に楽しみたいのです。

亡き祖母のように、自分の単衣くらい自分で縫えたらな~。
そういえば春から中断してた花邑さんの帯教室、そろそろ復活できるかな♪

あ、お客様の帯はぜったいマルニが縫ったりしませんからご心配なく!



~染帯*名古屋帯~マルニ友禅工房

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2012年09月12日 | Comments(2) | Trackback(0) | 草木染

夏の初めの紅花摘み

昨日の母つながりで、今日は7月の紅花摘みのこと。

父の四十九日で帰郷した際、ちょうど母の通う紅花学級の花摘みがあるというので、ついて行きました。
マルニの実家、山形県河北町は、江戸時代には全国随一の紅花の産地だったのです。
すぐ近くに、紅花資料館もありますよ♪ →★
紅花染の体験などもできます。

幕末に養蚕や茶の栽培が普及し、明治にヨーロッパから化学染料が輸入されて、一気に衰退したそうです。
が、なんとか細々と命脈を保ち、宮中や皇太神宮の式典で用いられる服装には、必ず最上紅が用いられたとのこと。
それが今また、町の花として指定され、なんとか絶やさぬようにとイベントなども行われているようです。

紅花摘みは夜明け前に始まります。
朝靄で、少しでも棘が柔らかいうちに。

とは言っても痛いこと痛いこと!
上下合羽で、軍手にゴム手袋しててもですよ!

ゴム素材なんて無い頃は、娘達が血だらけで摘んだのだそうです(> <)。
紅花摘み唄を歌いながら・・・。

でも、その景色は絵のように美しい。
手元の上記紅花資料館の冊子によりますと、

1788年 幕府の巡見使に随行した地理学者古川古松軒は、村山盆地を見下ろした印象を次のように書いている。

 この頂より山形の郷中眼下に見ゆ。
 原野大いに開けおよそ十万石もあらんと覚しき所、畳を敷きたる如き田所なり。
 この節紅花盛りにて、満地朱をそそぎたる如く、うつくしきこと何にたとえん方なし。
 かようの土地は上方・中国・西国にいまだ見当たらず。

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落ち穂ひろいみたいですね。
だんだんと夜が明けてゆき、遠くの山並みが浮かび上がってくる。
それはそれは美しい時の流れでした。
(娘達ではありませんでしたが。)

摘んだ花は揉んで腐らせて、お煎餅みたいな紅餅にして乾かして、それを京に運んでいたわけです。
最上川を下って、酒田から船で日本海を下って・・・。
米などは、そのまま南下して下関から瀬戸内海にはいり、太平洋に出ていたのですね。
海上の方が効率的だから。
でも紅は、高価で採算が取れるから、日本海から敦賀に陸揚げし、敦賀からは駄送、また船に積んで琵琶湖を渡して大津に運び、淀川を下して京に送ったのだそうです。

京からの帰り荷として、美しい着物に生まれ変わった紅花染や、それらを纏ったお雛様、さらには方言や料理法などもたくさんやってきたようです。
御所文化が雪国で混沌と煮詰められたような感覚が、幼い記憶の隅にこびりついてるような。。。

実家のお向かいには、お蔵が4つあるお屋敷の黒塀がずら~っと並んでおり(座敷牢もあるらしい・・・)、4月の雛祭りには、赤ん坊ほどもある、古いお雛様が飾られたのです。
で、子供達は、
「おひなさまみせてけらっしゃ~い」
と、お菓子をもらいに行くのです。
お屋敷の奥の奥、暗~いお座敷にぼーっと浮かぶお雛様。。。

怖かったなあ。。。
お菓子をもらってるこけしみたいな幼いマルニの写真が、なぜか今も資料として紅花資料館に飾られています(笑)。
今は雛の公開が観光化され、すっかり明るくなってますけどね。

さて現代の河北町紅花学級の皆様は、もちろん紅餅で終了ではなく、染めを楽しまれています♪
数年前、愛しの姪にマルニが被布を染めた時、中に着たのは母が染めた紅花染の着物でした。

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紅花染、マルニもやりたいのですけどねえ。
紅は皮膚疾患や婦人病にとても良いのです。
紅の長襦袢なんて、色っぽいだけじゃなくて、とっても実用的なのでしょう。
でも地元といえ紅餅がとにかく高価だし、なのにものすごく退色しやすい。
なので今のところ、母作の帯揚げやスカーフで楽しむ一方です。

そういえば!
紅花と言えば山形とばかり思っていましたが、それ以前、平安時代は、千葉県長南町で栽培されていたんですってね。
お近くではないですか♪
お寺で紅花祭りも開催されるとのこと。
来年は母を連れて参りましょう。

エジプト生まれの紅花が、シルクロードを通って日本まで辿り着き、房総でちょっと根を下ろし、また少し進んで出羽の国にしっかりと根を下ろした。。。
不思議だなあ。
文化とか、宗教とか、民族も・・・、あちこち通り過ぎてって、「ここだ♪」ってところにちゃんと根を下ろすんですね。

体に進入してあちこち行って、なぜか耳下のリンパにだけ腰を下ろす、おたふくウイルスにも似ている。。。




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2012年09月07日 | Comments(7) | Trackback(0) | 草木染
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