いらしてくださった皆さま、本当にありがとうございました♡
マルニは作務衣代わりの綿麻しじらで。
今回のワークショップで染めていただける半衿と麻の八寸帯です(^ ^)
中は衿付きの麻半襦袢を筒袖のまま、ステテコにサボを履いて。
作業着なので快適なら何でもありです。

やり方をざっと説明したら、練習用の生地に各々お好きな型で試し染め。
最初はにじんだりしても、だんだん皆さんコツをつかんでいかれます。
こちらの方は精製インド藍ペーストで。
上手い!
試し布の時点で、ご自分で配置を考え、ぼかしを入れて、にじむことも無くキレのある仕上がりです。

こちらは柳の型をいろんな色で試してから、いざ半衿へ。
生地は近江縮です。

皆さん、どんどん集中していかれるのが見ている私にも伝わってきます。
ものづくりの醍醐味です。


一番先に仕上がったのは小学生の姉妹。
このお二人は、どんどん自分で考え、工夫し、ものすごく情熱的に自由に楽しんでくれていました。
嬉しかったなあ。。。


千鳥の型をクマちゃんの横顔に見立てて、チューしてるんですよ!
可愛い。。
可愛すぎる。。(T T)
お家に帰ってから、試し布でお姉ちゃんはポーチを、妹ちゃんはお人形の洋服を作ったんだそうです。
アーティストです♡
男性も負けていません。
琳派の水面の型を選ばれて、「ピンクにしたいんです」と♪
洒脱なデザインで一世を風靡した光琳もあちらで喜んでいることでしょう(^ ^)

麻のショールを選んだ方は、独特な感性です。
背紋のように、名物裂荒磯文様をどかんと。
裾には水面を。
マルニは個人的に大好きな感じでした。


そしてなんと、秋田からマルニの帯を締めていらして下さった方も♡
何度もメールでやりとりしていた方が実際に目の前に。。。
懐かしい恋人に再会したかのような、不思議な気持ちでした。
マルニの銀の雪文様紫紺色の帯に、青竹色のお着物が鮮烈で。
帯揚げ帯締め帯飾り、ショールのセレクトがなんとも素敵で。。。
そして割烹着で集中なさっているお姿が美しかった~。




この日のマルニからのプチプレゼントは、山形で1番狭いタルトのお店 ピィラッカ~piirakka tart&quiche~さんに作っていただいたチドリのクッキー。
美味しいのはもちろんですが、チドリの完成度が高い!
職人です。
気がちゃんとここに入っているのがよく分かります。

染めの技法や今回の文様の歴史、意味合いなどもお伝えしたくて資料を作ってまいりましたが、ぜんぜん時間が無かった(^ ^;)
不手際ばかりでしたが、参加者の皆さまのおかげてマルニはとてもとても幸せな一日でした♡
手を動かして何かを生み出すということ。
勝ち負けじゃない、正解もない。
自分との対話。
自由。
〝布を染める”という喜びを共有してくださった皆さま、本当にありがとうございました。
次のテーマは「月の野」の予定です♪