おとといだとすでにかなり忘れてる。。。
ので、思い出したことをたらたらと。
画像はお花のみ。
しかも写真がヘタですね~。
携帯で撮ったからなおさらです。

茶入れ/肩付
仕覆/興福寺金襴
茶杓/9代不見斎石翁(劍先形)
茶碗/黒楽
菓子/葛桜、二人静
・柄杓は、風炉用は切止めが竹の身の方が削ってあり、炉用は竹の皮の方が削ってある。
風そよぐ楢の小川の夕暮は 御禊ぞ夏のしるしなりける
で覚えましょう♪
暑さがぶり返して太陽がじりじりするようなこの日、玄関のつくばいで手を洗おうとすると、小さくなった氷が浮かんでおりました。
一瞬胸にぽっとともる幸せ感。
正式ではないかもしれませんが、先生のさりげないお心遣いに嬉しくなりました。
それで思い出したのが、夏の初めに伺った氷室の話。
その昔、高貴な方々は、夏になると氷を召し上がったのだそうですね。
なにげなくふ~んと伺ってからはたと気づきましたが、当たり前ながら冷凍庫が無い。。。
だから、冬の間に寒い方(山の方?)で作っておいた氷を、道中に点在する氷室に立ち寄り立ち寄り、都まで運んだのだそうですね。
なんと気が遠くなる話。。。
マルニの母が子供の頃は、電気じゃなくて氷で冷やす冷蔵庫があったと聞いたような。
ちなみに数年前、マルニ家で電化製品が一度に壊れたことがありました。
その時に気づいたこと、(以下全部ぶっこわれたわけじゃないですよ)
掃除機は箒でじゅうぶん(今も無し)
電子レンジ、無くてもすむ(今も無し)
テレビ、無くてもすむけど災害時は欲しい(ようよう買ったとたん長男がぶっこわしたので今も無し)
炊飯器、無くてもすむけどやっぱりあると便利
オーブン(トースター)欲しい
エアコン、無くてもすむ
扇風機、欲しい
除湿機、仕事上必要
パソコン、仕事上必要
ドライヤー、仕事上必要
携帯、無くてもすむ
それから、こりゃあ無いときびしいわ!というのが、冷蔵庫と洗濯機でした。
どっちもちょっと前には無かったものなのにねえ。
冷蔵冷凍庫が無いとなると、塩漬けなど保存食の役割が大きくなるんでしょうね。
洗濯機は、私一人なら手洗いでもいけそうですが、植木職人+どろんこ男児達ではしんどすぎます。
衣類環境など全てが変わったんでしょうね。
いち家庭ではこんなところですが、社会全体の話となったらそりゃあもうそれこそ気の遠くなることになってるんでしょうね。
美しい布を生み出すために、先人達は長い長い時をかけて試行錯誤を続けてきた。
科学が進歩して、色とりどりの鮮やかな布地がいくらでも溢れている今、昔からのやり方の手間ひまはアホみたいなものだけど、やはり絶対的に存在感は違うのだと信じて、そして目指していこうと思うのでした。
~染帯*名古屋帯~マルニ友禅工房


