私事ですが、今日は父の命日です。
一年が経ちました。
生も死も、その狭間の夢のような一瞬一瞬も、大きなうねりの一部であってあらがうことなどできない。
みたいな感じのことを、人間は古今東西いろんな形で表現していますね。
そんな感覚に初めて、ちらっとじかに、肌がふれたような気がした一年でした。
初めてじゃないな。。。
長男出産の時も感じたような。。。
それと・・・、以前海辺で、とんびにパンを取られたことがあります。
のんびり海を見ていたら、とつぜん巨大な影がかぶさってきて、ものすごい力で右肩を掴まれ、次の瞬間には右手のパンが消えていました。
何も分からぬまま、あまりに強烈な一瞬の出来事でした。
初めて触れた、野生動物の荒々しさ、烈しさ。。
弱肉強食、動物に襲われる!という、子供の頃アフリカの自然のテレビ番組を見て感じた恐怖のほんのさわりを、実際に味わったかのようでした。
右肩にアザと爪跡と、恐怖と痛みが残りました。
けれどその奥の奥のずっと奥に、かすかに感じる懐かしいような甘やかさ。。?
これは何。。?
見てはいけないもののような気がして、ずーっと胸の奥にしまっていたことを思い出します。
何の話か分からなくなりましたが(笑)。
なんというか、すべてが宝物のような、忘れ得ぬ一年でした。
昨夜は、お山道場にて合気道の特別稽古でした。
二段を目指す大先輩(高2男子)に師がかける言葉を、そばで聞かせていただいていました。
大きなうねりを感じながら
静かに
しなやかに
自由に
しみじみと
したたかに
しぶとく
。。。
しみじみっていうのが好きです。
素朴で優しくて、ほっとします(*^ ^*)
そんな哲学のような感覚が、合気道では実際に技の力となって現れるから不思議です。
とか言ってたら、今夜は子供クラスのお稽古なのに道着洗ってない!!
昨夜、汗で絞れるほど濡れたのに。。
アロマスプレーしてドライヤーで乾かして行ってきます(泣)

~染帯*名古屋帯~マルニ友禅工房


