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同窓会恩師記念品小風呂敷

今日は陵王つながりで(笑)、昨年夏の同窓会の恩師記念品として染めた小風呂敷のご紹介です。

中学校卒業以来、25年ぶりに学年全体の大きな同窓会でした。
地元のあたりでは、どの学年も41歳の厄年に合わせて、厄払いを兼ねて開催されるようですね。
で、その同窓会での恩師への記念品として、実行委員さんから依頼を受けました。

恩師の方々は合わせて9名。
故郷山形県河北町を象徴するものとして、男性恩師には谷地八幡宮林家舞楽「陵王」の面を、女性恩師には「次郎座衛門雛」を染めました。
その陵王の図案を、自分用の袋帯に転用したわけです(^ ^;)

先生方お一人お一人のイメージに合わせて、地色はすべて変えることにしました。
懐かしいお顔を思い浮かべながら。。。(*^ ^*)

まずは風呂敷用の縮緬地と桐箱の手配。

furoshiki1.jpg

青花と呼ばれる液で、図案を写します。
青花はもとは露草の汁。
後で消えます。
草花など融通の効くものは直接描いたりもしますが、布はちょっと動かすとすぐよれるので、ぴしっとした図案はたいがいライトで写します。

f1.jpg

急きょ先生のお名前を入れることになり、図案の雰囲気に合わせて篆刻図鑑から字を調べました。

f2.jpg

下絵描きが終わり、伸子と呼ばれる竹の棒に針がついたようなもので、生地をピンと張ります。

f3_20140113115942e2b.jpg

変わってないようですが、下絵に沿って糸目糊が引き終わっている状態。
糸目糊は、もち米、ヌカ、塩でできた糊に亜鉛を混ぜてあります。
この糸目糊が堤防の役目をし、染料が隣ににじむのを防ぎます。
最後に洗うと、染まっていない白い線となって残ります。
これが友禅染。
根気と集中力が要ります。

f4.jpg

地入れ。
糸目糊が生地にしっかり食い込むよう、そして生地に糊分を持たせて染料の走り過ぎを調整するためのもの。
地入れの乾きが遅すぎると、せっかく丹念に引いた糸目が水分を含んでふやけ、太り、ぼやけた線になってしまいます。
これを〝ダビる”という。

f6.jpg

地入れが乾いたら色挿し。
糸目が切れていたり、裏まで食い込んでいないと、染料が滲み出ます。
これを〝泣く”という。

f7.jpg

色挿しが終わったら、模様の部分を伏せ糊で伏せます。
伏せ糊の原料も、もち米。
ただし糸目糊とは配分が違い、さっくりした糊です。
伏せた上から、ヌカをふりかけて保護します。
今回は糸目の食い込みに不安があったので、地色の染料が模様に入りこむのを防ぐため、裏からも輪郭を糊で止めています。
”伏せ”は、地味なのにとても大変な作業です。
糸目は引いてて面白いけど、伏せはひたすら大変。。。
ちょっと気をぬくと、腕についてた糊が他についたりします。
そうすると、そこに地色が入りません。

f8.jpg

地染め。
伏せ糊が丁度よい感じに乾いたら、地色を染めます。
乾いて蒸すと色が微妙に変わるので、それを見越して染料を調合します。
さくっと決まる時もあれば、彩度をころすために反対色をあと一滴いれるかどうかで延々悩むこともあり。

f11.jpg

蒸して水元したら、張って乾かします。

f12.jpg

仕上げした状態。
今回の仕上げは、金加工と紐の網目描き、雛のお顔と衣装の描きこみ。。。
桐箱にお入れして薄紙や組紐で整えて完成です♪

f17.jpg

f18.jpg

f19.jpg

f13.jpg

f22.jpg

f23.jpg

近年品贈呈の際の説明&挨拶はとっても緊張しましたが、懐かしく楽しい同窓会でした♪



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