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憧れの日本刺繍❤

またまたずいぶんご無沙汰をいたしました。
房総はもう春を過ぎて夏のようでしたが、昨日あたりからまたちょっと落ちついています。

毎日ほんと~にいろんなことがあります。
中でも、マルニ友禅工房として最近いちばんのできごと。。。
少し前になりますが、刺繍作家 大木嘉子さんの工房におじゃましてまいりました!

それはもう、、、桃源郷のような素敵な場所でした(*^ ^*)



幼いかぐや姫が這ってきそうな、懐かしくて優しい縁側が出迎えてくれます。



縁側からの日が差し込む、なんとも心地よい工房。
かつては土間だったそうです。

こんな陽射しに包まれながら手元に集中し、ふと目を上げると季節の移ろいが。。
素敵です。
素敵すぎます。
マルニの作業場建築はまだほぼ手つかずですが、がぜんやる気がでました!







工房にはみたことのない道具類がたくさん!

絹の刺繍糸は本当に美しい。。。
見ているだけでときめきます。
赤といってもとても微妙な違いでさまざまな赤がある。
その違いを見極めながら、ひと針ひと針、糸で描いていくのですね。

そして糸の色ともうひとつ、刺繍という表現において大切なのが、「刺し方」の種類なのですね。
マルニは恥ずかしながら、ひと言で日本刺繍と言ってもこれほどたくさんの刺し方があるとはまったく知りませんでした。

「この図柄をどう描くか?」
友禅であれば、図案が決まっていればあとは配色ですね。
同時に、友禅染色という制限の中で、糸目友禅、無線友禅、濡れ描き、顔料仕上げ、金銀加工などの技法を選択、組み合わせる。
そしていざ糊置きや彩色では、絵画あるいは書のように、滲みや擦れ、タッチで表現が変わってくる。

刺繍の場合も色の選択、そして、
どんな刺し方をするのか?
糸を何本取りにするか?
縒るのか縒らないのか?
どう縒るのか?
・・・etc
無限にある色と技法の組み合わせの中から、「ここにはこれ!」と、それこそ針の孔のようなたったひとつの表現方法を選び出し、ひと針ひと針、絵を描いていくのですね。
刺す技量の確かさもさることながら、そのたった一つを見つける感覚、センスが大切なのですね。
技量と感覚、どちらにおいても、大木さんはすべてを分かっている雲の上の方のように感じました。

今回、マルニの染め帯に刺繍を入れていただくお願いをする際、だいたいの色と分量だけお伝えし、あとは
「刺繍してください」
と軽く考えていたのです。
微妙な微妙な色の選択もさることながら、
「どこにどんな刺し方をするか?」
で、まったく違ったものが出来上がるのですね。。
間近で拝見して刺繍の凄味を感じ、もう本当に驚きました。
拝見しながらお話を伺って、目から耳から心に響いて、いつまでも目が離せなくなりました。
目と心に歓びを与える布を染めたい、といつも思ってきましたが、まさにそれを味あわせていただきました。
刺し終えていただいて持ち帰った帯を、私は飽かずにどれほど眺めていることでしょう(笑)
今回刺していただいた2本の帯、いずれご紹介いたしますね。
どちらも宝物で手放したくはないのだけど。。
本物の染に本物の刺繍が入れられた時どれほどの威力があるか、よーく分かりました。
これからどんなものを創ろうか?と思うとわくわくします!

↓こちらは大木さんの作品、「龍」。2007年習志野市美術展市長賞受賞。

20150430184204dab.jpg

そしてわくわくの続き、、なんと工房のお隣にお茶室があるのです♪



古い木材がさりげなく生かされていて、あちこちに楽しい遊びが効いていて、本当に素敵なお茶室です。



天井には古い梁が残されています。
写真では見えませんが、この梁の上に裸電球がつけられていました。
夜に灯せば、、どんな影が映し出されるのでしょう(*^ ^*)

こんな自由な楽しさがあちこちに溢れていて、大木さんのお人柄とセンスが伝わってきました。



刺繍教室の生徒さん方と、お茶の会を楽しまれてらっしゃるそうです。
流派は違いますが、ぜひともここで催される会を拝見してみたいです。





日本刺繍作家 大木嘉子氏
1982年 『ひとすが会』主宰者、日本刺繍作家、故、菅原健三氏に師事。
1988年  9月大歌舞伎・初代中村吉衛門追善興行へ協賛出品。
2002年 習志野市美術展奨励賞受賞。
     江戸刺繍コンクール秀作賞受賞。
2004年 習志野市美術展市議会議長賞受賞。
2005年 東京都美術館現代手工芸作家協会主催・公募クリエート展入選。
その他受賞、個展多数。

ご縁をくださったArt Editor伊藤さんに心より感謝申し上げます。
これからのマルニの帯を、どうぞますます楽しみにお待ちくださいませ(*^ ^*)



~染帯*名古屋帯~マルニ友禅工房

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