ありがたいことにお誂えのご注文を多くいただき、相変わらず毎日染めと向き合っています。
今頃ですが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、昨日は成人の日でしたね。
昨日一昨日と、各地で成人式が行われたことと思います。
昨年のものですが、ご注文をいただいてマルニが制作した振袖をご紹介しようと思います。
白鷺のようにすらりとしたお嬢様のために描いたデザイン画は5枚。
ご本人とお母様お祖母様のご希望に沿って、2枚のデザイン画の地色と図柄を組み合わせて制作しました。


地色とおおまかなデザインが決まると、実際に図案を起こしていきます。
紐のバランスを見ながら、描いては消し。。。

お嬢様のイメージを想いながら、淡く優しく透明感のある色を選び、本金の上品な輝きをたっぷり添えました。





長襦袢は、白か紅かで迷った末、紅色に。
帯は、前撮りでは黒地の帯に赤い小物。
成人式では淡い桜色の帯に白い小物を合わせました。



藤色は写真で色を出すのが難しいですね。。
藤色一色なのに、裾がブルーのぼかしのように写ってしまいました。
大好きなお祖父様お祖母様に挟まれて、お幸せそうです。
マルニも、お父様お母様、お祖父様お祖母様、そしてお兄様やご親戚、お友達の皆様の優しい愛情を、この振袖に注ぎ込むつもりで制作しました。
制作の間中、マルニの心はずーっとこのお嬢様とともにあったので、纏われたお写真を拝見したら、”ああ、私が包んでいる、、”という錯覚を覚えてしまったのでした。
それはとても幸せな体験でした。
一度でも多く、長くまとっていただけたらいいな。。
藤色に飽いたら濃紫に染め替えて。
最後は黒地に。。
振袖が不要になったら、袖を落として訪問着として着ていただいたり。
やがて羽織になったり、幼子の着物になったり、帯になったり。
それも過ぎたら、袋物や小物になったり。。。
この布の遠い未来を思い描く時、未来のこのお嬢様が幸せでありますようにという願いが、同時に沸きあがってくるのです。
日本の、世界のすべての新成人の皆様の未来が、どうか幸せに包まれていますように。
藤色一色なのに、裾がブルーのぼかしのように写ってしまいました。


大好きなお祖父様お祖母様に挟まれて、お幸せそうです。
マルニも、お父様お母様、お祖父様お祖母様、そしてお兄様やご親戚、お友達の皆様の優しい愛情を、この振袖に注ぎ込むつもりで制作しました。
制作の間中、マルニの心はずーっとこのお嬢様とともにあったので、纏われたお写真を拝見したら、”ああ、私が包んでいる、、”という錯覚を覚えてしまったのでした。
それはとても幸せな体験でした。
一度でも多く、長くまとっていただけたらいいな。。
藤色に飽いたら濃紫に染め替えて。
最後は黒地に。。
振袖が不要になったら、袖を落として訪問着として着ていただいたり。
やがて羽織になったり、幼子の着物になったり、帯になったり。
それも過ぎたら、袋物や小物になったり。。。
この布の遠い未来を思い描く時、未来のこのお嬢様が幸せでありますようにという願いが、同時に沸きあがってくるのです。
日本の、世界のすべての新成人の皆様の未来が、どうか幸せに包まれていますように。
→染帯名古屋帯~マルニ友禅工房WEBショップ


